山口大学医学部附属病院|再開発整備事業

副病院長・病院整備計画室長 鶴田良介

副病院長・病院整備計画室長

鶴田 良介

DATA

山口大学医学部附属病院
山口県宇部市南小串1丁目1−1
http://ds.cc.yamaguchi-u.ac.jp/~amec/index.html

仕事で大切にすること

先進救急医療センターでは、生命に関わる3次救急疾患、すなわち外発外傷、重症熱傷、急性中毒や特殊な感染症などを対象に24時間体制で救急医療を提供しています。重視するのは、限りあるベッド数やスペースに対し、公平であること。
県内最後の砦と呼ばれるセンターだからこそ、最重症の患者さんを受け入れられるよう環境を整えています。また、情報を鵜呑みにせず、先入観を持たず、目の前の患者さんの症状を自分自身で判断することも大切だと考えていますね。常に緊張感を持ち、治療の優先順位を考え、コマンダーと呼ばれる指揮官が迅速かつ適切な指揮を執りながら患者さんの治療にあたっています。

副病院長・病院整備計画室長 鶴田良介

山大病院で働く思い

国内の国立大学附属病院の中でも最初に誕生した救命救急センターとして、病院全体で救命医療に取り組んできた当院では、医師や看護師、薬剤師、技師などのメディカルスタッフが日夜問わず体制を整えています。循環器内科や脳外科、整形外科をはじめ、病院全体で救命救急を担う意識が高く、救急医療体制に惜しみない協力が得られるのも大きな強み。県内の医療機関や各診療科と連携しながら、公正性を大切にした救命医療を提供しています。
2011年にはドクターヘリ運航を開始。山間部や離島など各地から患者さんを迅速に運び、高度な治療を提供するための医療資源として、その有用性の高さを実感しています。山口県全体で救急医療を行っていると体感できます。

副病院長・病院整備計画室長 鶴田良介

変わる山大病院について

2019年に新病棟A棟が完成し、患者さんや病院職員に快適な医療環境が整いました。続いてB棟の改修工事でも快適性を高める改修事業を行ないます。今後は山口県においても高齢化が進みますが、その中で先進医療を提供する大学病院としての役割が今まで以上に明確化され、外来の在り方もさらに変化すると予測しています。感染予防対策の徹底とともに、安心安全で高度な医療を提供して患者さんの信頼を得ながらも働く職員が“働きがい”や“生きがい”を感じられる場所であり続けるよう再開発整備事業を進めてまいります。

副病院長・病院整備計画室長 鶴田良介
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