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患者さんに視点をおいて、大学病院と地域をつなぐ100%の看護のかたち 看護部長 原田美佐

みんなの「夢」をのせて

 患者さんにも、地域にも、働く人にも良い病院へ―。それが、今回の計画のスタートでした。現場の声を広く集めて、みんなで考えてきたので、実現していくのは本当に夢があります。

 再整備をきっかけに、一人ひとりの職員が、将来の希望や夢を重ね合わせて、一緒に未来を歩んでいけるように看護部としても取り組んでいます。

みんなの「夢」をのせて
 

適切な環境で必要な医療を

適切な環境で必要な医療を

 新病棟では「患者さんが困らないように」を第一に、安全で快適な環境を追求しています。モデルルームによる運用確認でも、スイッチや扉の位置、ベッドからの眺めなど、みんなで意見を出し合い、さらに改善しました。

 ナースステーションを中央に配置する「見守りハイケア病棟」として、今まで以上に患者さんに目が届き、患者さんが安心して治療に専念できる環境を考えているところです。

 

看護師の「役割」も再確認

 大学病院でしか診ることのできない患者さんの治療も、さらに担っていくことになります。とはいえ、平均在院日数が約2週間と短い中では、地域との連携が何よりも重要です。看護部では、「患者さんには生活がある」「いずれ地域へ戻って行かれる」ことを意識して、治療・症状看護だけでなく、たとえば退院後に血圧測定をどう続けていくか、薬は誰がどう仕分けして飲んでいくか、ということまで考えた看護を教育しています。

 地域の連携機関、先生方とも「顔の見える関係」でさらに相互交流を図り、協同していきたいと思います。

看護師の「役割」も再確認
 

対話からベクトルをひとつに

対話からベクトルをひとつに

 また、院内においては、今後ますます『組織』として意識を合わせていく必要があります。 たとえば医療安全というテーマも、看護は看護、病棟は病棟という単位ではなく、多職種で話し合い、共通認識を持つように進めています。

 一人ひとりの能力で成し遂げてきた部分も、今後は『組織』として考え、みんなで同じ方向に向かってどう動いていくか、が大切です。

 

100%で向き合うということ

 今年の看護部の目標は「丁寧な看護実践をしましょう」と「相手の尊厳を認めましょう」。たとえば、たとえ5分しかなくても、その5分間は100%その患者さんのために使うこと。

 全体を俯瞰して、業務の意味―血糖値の測定でも、その値が患者さんにどんな意味を持つか、その情報をどう生かすか―を考え、自分の存在も、共に働く仲間も大切にして医療チームの一員として「患者さんのため」に関わっていくこと。そんなことを改めて突き詰めています。

100%で向き合うということ
 

一人ひとりの存在を生かして

一人ひとりの存在を生かして

 新病棟の完成をきっかけに、他の病棟でも少しずつ、以前から要望の多かった休憩スペースの確保など、職員に向けたアメニティも充実します。自分の働き方がどう変わるのか、関心や不安に対しては看護師長会議などを通して随時発信して、徐々に共有や検討を進めています。

 いずれにしても、「大学病院に委ねられた使命を粛々と果たす」ことに変わりはありません。地域の皆様が、安心して地域で暮らし続けられるように、取り組んでいきたいと思います。

 

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