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最後の砦、の期待に応えて最新技術×チームワークで多くの命と希望を支えたい。 手術部

新しい「手術室」への期待

松本:

今回の再整備計画で、手術部は新病棟へ移ります。手術室が12室から16室へ増え、特殊手術室は、バイオクリーンルーム3室、ハイブリッド手術室2室、MRI手術室1室が整備されます。さらに、将来的に手術室を2室、増室できるように計画されています。大変ありがたいことですね。

飯田:

平成26年度の手術件数は6,491件(中央手術室6,230件/外来手術室261件)です。曜日によっては空きもありますが、朝から晩まで手術室を稼働して、やっと対応している状況です。設備や機能の充実には、各診療科からも要望が挙がっていました。

藤田:

既設のスペースの中に、ハイブリッド手術室やダヴィンチ対応の手術室が設置されているので、本来必要なスペースが確保できていません。手術で使う器械やモニターも場所を取りますし、難易度の高い手術となるとスタッフの数も多くなるので、身動きがとりにくい、という声もあります。

山崎:

清潔区域を保つなど、守るべきことを守るにはスペースが必要です。「廊下が倉庫化している」「動線が長い」といった状況を改善して、患者さんやご家族へ落ち着いた環境を提供するためにも、今回の整備は有効だと思います。

林 :

私もそう思います。手術の準備も、今以上にスムーズに行えるようになりますね。

新しい「手術室」への期待
新しい「手術室」への期待
新しい「手術室」への期待
新しい「手術室」への期待
新しい「手術室」への期待

術前、術中、術後の連携強化

松本:

もうひとつ、新病棟では、屋上ヘリポート、先進救急医療センター、集中治療部、総合周産期母子医療センターをつなぐダイレクトパスが整備されます。集中治療部とは、フロアの上下階に配置されることで今まで以上に距離が近くなり、お互いの連携を強化できると期待しています。

山崎:

そうですね。病棟も含めて、「手術部は手術だけを行う」「病棟は術前・術後だけをみる」のではなく、一人の患者さんに対して病棟、手術室、集中治療部で連携してみていけたらと思います。

飯田:

院内の連携は重要です。手術室の増室に伴い、今後さらに円滑に運用するために、各診療科へ協力をお願いしているところです。「手術調整で、空きや延期があれば他科でも手術可とする」「入退室をスケジュール通りに行う」など、最大限有効に活用することで、「時間内に予定手術を終える」ことができ、待ち時間の短縮といった患者さんの負担軽減にもつながると思います。

術前、手術、術後の連携強化
術前、手術、術後の連携強化
術前、手術、術後の連携強化
術前、手術、術後の連携強化

合言葉は「患者さんのために」

合言葉は「患者さんのために」
藤田:

看護の面からいえば、若手の教育とスキルアップにもっと時間を確保していけたらと思います。術式や難易度の高い手術が増加していて、当院で行われる術式の数は約1,500に上ります。新しい器械や器具もどんどん進化しているので、現場は大変です。人数は多くても、実際に高度な手術を担当できる中堅の看護師が不足しています。手術の空き時間に、指導を受ける側と行う側をマッチングして教育を行っていますが、双方の担当手術が終わらなければできないので、残業になる状況も発生しています。

松本:

患者さんのためにも、その解決は重要ですね。実際、手術をみていると、経験のある看護師がつく場合は、手術の進行を把握しながら、次に医師がどんな手術器具を必要としているのか、予測しつつ、求められる器具を医師へ渡しています。このちょっとした積み重ねが、手術の時間や安全性にも影響します。

山崎:

看護師として、手技を行う先生方へ一番良い環境を準備することは本当に大切です。近年は、単科または複数の診療科ごとに担当制として、看護師が各科の医師と手術の細かな相談をしたり、必要物品を準備するといった連携を強化しています。また、術前・術後訪問や情報の収集・共有も、徹底しています。

林 :

「患者さんに安全・安心な手術を受けていただきたい」という気持ちが、みんな強いですね。どんなに忙しくても、術前訪問に行って、患者さんに直接お会いし、アレルギーや可動域を確認する等して、患者さんの安全を守っています。診療科別のマニュアルも充実していて、教育のサポート体制も年々良くなっていると思います。

飯田:

部長も私も、本当に感謝しています。今後も医師やコ・メディカルのスキルアップ、術前・術後診察の充実、周術期管理チームの立ち上げによるサービスの提供など、全員でさらに取り組んでいきたいと考えています。


未来へ向けて、踏み出す一歩

松本:

それには、快適に仕事ができる環境も欠かせませんね。窓がなくて、一日中、外の天気もわからない室内で、弁当を広げる場所も、調べものができる机もない。これではストレスがたまり、職員も長続きしません。今回の再整備計画では、その点も強くお願いしていたところ、大幅に改善されることになりました。手術室の近くに麻酔科のスペースができ、看護師のスペースも充実する予定です。

山崎:

看護師も、みんな師長の顔が見えると安心するので、再整備では師長室も同フロアに配置していただけるように要望しました。

藤田:

今後は、手術室の看護師が、もっと手術に特化できる環境もつくれるといいですね。

林 :

はい。余裕ができたら、ご家族の不安も解消できるように術中訪問を行いたいです。

飯田:

再整備によって、手術件数を増やすだけではなく、質を高めていくことが重要です。地域医療における「最後の砦」としての期待に応えるとともに、今後、連携機関とはセミナー等を通じて、積極的な情報交換を行っていきたいと考えています。

松本:

教育も含め、地域において、引き受けるべき役割に応えていく用意はできています。
皆様には、どうぞ積極的に利用していただけることを期待しています。

未来へ向けて、踏み出す一歩未来へ向けて、踏み出す一歩
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