山口大学医学部附属病院|再開発整備事業

光学医療診療部 副部長 橋本真一

光学医療診療部 副部長

橋本 真一

DATA

山口大学医学部附属病院
山口県宇部市南小串1丁目1−1
http://www.hosp.yamaguchi-u.ac.jp/section/50.html

仕事で大切にすること

外来の限られた時間でも、患者さんの本音を察すること。
たとえ難治性の疾患であっても、なるべく就職や結婚・出産などを断念しない、体以外にも大事なことを尊重する治療を行うことを心がけています。私が専門とする炎症性腸疾患では、治療薬が飛躍的に進歩して、病気になる前と変わらない生活ができる時代が来ています。以前、治療がうまくいった患者さんが、新聞の読者欄に投稿しておられました。『10年ぶりに家族と旅行に行った。外食がこんなに幸せと思わなかった』と寄せてありました。他の患者さんにも、ぜひそんな喜びを味わっていただきたい、と診療に取り組んでいます。

医師 橋本真一

山大病院で働く思い

山口県には他に大学病院がないからこそ、日本全国・世界を視野に、自分たちがどの位置にいるかを意識しています。また、医学に寄与するために、論文発表や講演も積極的に行い、地域の先生方とディスカッションをしたり、若い医師たちと一緒に勉強する様々な機会をつくっています。
学生さんには「人と比べず、一週間前の自分と比べて成長しているかどうか」「何を大切にしたいのか」を考えてほしいですね。私自身は、CTによる消化管検査など、いくつも診療の強みを持つ山大病院で、自分の技術を高めるほどダイレクトに患者さんに還元できることに、やりがいを感じています。

医師 橋本真一

変わる山大病院について

3年以内には、感染予防対策を備えた最先端の内視鏡室が完成します。検査室も増えます。山口県内で約2500名ともいわれる炎症性腸疾患の治療に、さらに尽力したいと思いますね。
また、ITによる情報共有も活用して、地域の先生方と一緒に「何が患者さんのためになるのか」を探して、地域全体の医療レベルの底上げもめざします。同時に、下部消化器分野を専門にする方も育てたい。「内視鏡を極める」「診療を極める」など色々な方向性を選ぶことができるため、ぜひ扉を叩いてくれたらと思います。

医師 橋本真一
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