山口大学医学部附属病院|再開発整備事業

山口労災病院

山口労災病院
院長 加藤 智栄

DATA

山口県山陽小野田市大字小野田1315-4
TEL:0836-83-2881
https://yamaguchih.johas.go.jp/

仕事で大切にすること

仕事で大切にするのは、良い結果を出すことです。必ずしも、すべてに良い結果をもたらすことは難しいですが、その時は上手くいかなくても、工夫と努力をすれば、良い結果につながると考えています。外科医である私も、手術で良い結果を出すことが、患者さんにとって最も価値あることだと工夫と努力を重ねてきました。経験が浅い頃には、難しい手術を前に不安に駆られることもありましたが、私が弱気でいては、患者さんはもちろん、医療スタッフも自分も幸福にはなれないと、自分を奮い立たせながら向き合ってきました。そのような経験から得た信条は、「つよく、やさしく、おもしろく」です。難しい手術や研究においては、強くなければなりません。また、患者さんやスタッフに優しくなければ、医療は成り立ちません。さらに、面白くなければ、仕事は続けられないと思っています。嬉しいのは、患者さんが元気になられた姿を見ることです。それが心の励ましとなり、原動力につながっています。

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地域で働く思い

地域に根ざし、医療を通じて社会貢献をしたいと考えています。山口労災病院では、田口前院長の時から『医療を地域にひらく』――開く:地域に向かって、開かれた病院として、強い連携を保つ。啓く:地域に向かって、健康・疾病に関する啓発活動をする。発く:地域に向かって、医療情報を速やかに発信する。――を理念に掲げています。私自身、歴代院長が掲げた理念を引き継いでいく想いであり、先輩方の理念の根底に流れる、良い医療の提供を掲げ、患者さんや地域の医療介護施設にとって頼り甲斐のある病院、職員にとって働き甲斐のある病院をめざしたいと思っています。病診連携や病病連携をさらに進め、地域全体でさまざまな医療・介護が提供できる体制づくり、地域包括ケアシステムの充実をめざし、生活のしやすい街づくりを視野に入れ、地域に貢献していきたいと考えています。

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あなたが抱く山大病院のイメージ

山口でも最高峰の研究と臨床を行なう病院だとイメージしています。1999年12月まで山大病院に勤務した私も、心臓外科を専門とした臨床と研究を進めていました。大学に課せられた使命として、世界に冠たる研究と臨床成績を残して欲しいと期待していますね。一方、宇部小野田圏域にある三次救急病院として、当院などでは対応できない重症患者を受け入れる、重要な役割を持つ病院として頼りにしています。また、県内の多くの病院に山大病院から医師が派遣されています。関連病院で多くの経験を積み、個々の症例に対する学問的な裏付けを十分に持ち、深く考えた治療を提供する若手医師を逞しく思うとともに、経験を積んだ医師からは、新しい治療や新たな領域の医療を提供いただいていると感じます。今後も互いに切磋琢磨できるよう、良い意味で競争心を持ち、症例数が必要な臨床研究があれば連携して取り組むなど、深い協力関係を築きたいと考えています。

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